リフのボチボチ日記~旦那に見切りを付けてから人生変わった~

日々のこと過去のことの日記です。私の考えや、娘との日常、ママ友とのイロイロ、そしておまけの旦那w 暖かい目でお願いしますm(._.*)m

20年近く前の本屋の話。

どうも、リフです。

はじめてのお題にチャレンジしてみようかと。

ではでは、始まりますよー。
私の初めてのお仕事は、本屋さんの店員。

志望動機は、そのまんま、本が好きだから。
漫画が一番好きなんだが、小説も読む。

志望動機を言うと、やっぱり聞かれる
「どんな本がすきですか?!」
「ダニエルキイスの24人のビリーミリガンです。読んだのは中学生の頃ですが。続編も面白かったです。」

後に、店長に教えてもらったのだが、これが、決めてで合格したらしい。
私の面接前に、社長にこの本(ビリーミリガン)が面白いと紹介されたが、好みの問題もあり、途中で挫折したらしい。その本を中学生の時に読んだとは!と思い、本好きは本当だと合格にしたそう。
たいして難しい本ではないんです。
ノンフィクションなので、ファンタジー好きな人は、面白くないとは思うんだけど。
(店長はバリバリのファンタジー好き★)
話がそれたが、本が好きだからと言いつつ、ファッション雑誌の名前を言う人が多いらしい。
それなら、「家が近いので」とかの理由の方が潔い!と店長は、言っていた。


ここの本屋というか、本屋さんて、なかなかキャラが立ってる人がそろうと思う。

店長は、なかなかの仕事人間で、本屋を辞めた今でも交流はあるし、尊敬している人物です。
有言実行、自分が信じた道を進む人。

その昔、某出版社が、ファから始まる有名ロールプレイングゲームの攻略本を最初出版しなかったのよ。それまでは、ゲームが出たらすぐ攻略本も出ていた。
これに、書店もお客様も困惑。
毎日のように、攻略本の問い合わせがあったのを覚えている。

書店にとって、攻略本って、結構売れるし、売り上げに貢献してくれるの。

なのに、本じゃなく、ネット上で公開?!購入?!だったかな?!(当時は、初めての事だったハズ。)
に、怒り心頭の店長。

店長は、攻略している素人をネット(笑)から探しだし、攻略本同人誌を作った…。
(もちろん素人さんの許可を得ている。)

当時、パソコンは普及していたが、今のスマホタブレットのような手軽さは無かったので、攻略本を求める人に同人誌が、売れに売れた。

系列店だけでなく、他の書店からも問い合わせがあったほどだった。

よく売れちゃったもんだから、大手出版社から、苦情と言うか…忠告と言うか…店長に電話が来たんです。
そのときの店長の対応がスゴかった!
一歩も引かずに対応してた。
地域密着の書店の店長が。
「書店も、攻略本を求めるお客様の気持ちも無視した出版社に文句を言われたくない!書店や、読者があっての出版社だろー!!」とキレまくってた。
横で、「そんなに言って大丈夫か?!」と心配していたが、上手く交渉して現行ある分と受注しているものは販売して良いことになっていた。

イマイチ世の中をわかって無かった若い頃でも、「この人スゲーな…」と思ったが、今考えてもスゴい。

こんな人なので、会社の中では恐れられていたそう。
しかし、きちんと筋を通して誤魔化さず話すとキチンと話を聞いてくれる。

まぁ、自分に非があると、店長怖いから…と反射的に誤魔化そうとしちゃう人続出だったが★
結果、逆鱗に触れちゃう(笑)
店長は、自分の非を認めないことに怒ってるんだけどね★
ちゃんと非を認めて改めると言えば、大抵のことは許してくれる。
しかし、それが伝わらず、ただ怖がられる店長(笑)


そんな彼がやらかしたことがある。

普段から店長は、店員全員に
「体調管理も仕事の内です!」
と言っていた。
それもそうなんだが、熱だして休んで申し訳なさそうにきた人にも言っていたので、
オイラは、「熱を出したくて出す人は、いないと思うよ。」と言っていた。
店長は、「でも…気を付けてないからだよ!」と納得してなかった。
確かに、店長が体調不良で休んだことは無かった。

そんな店長が数日後…
「お腹が痛くて出勤出来ない」と連絡が。
あの店長が休むなんて何事だ?!と店員で話題になったほどだった。
重病なんでは?!とみんなで心配。

翌日、店長出勤して来たので聞いてみると…

店長「大丈夫かな!?って、期限の過ぎたタコを食べたら当たった…死ぬかと思った」

オイラ「ん?んん? !今の…聞き間違い?!タコ?!」

店長「タコです。期限過ぎてるのわかってて食べましたー💦」

オイラ「体調管理は仕事の内です!って、言ってたのは誰ですか?!熱は好んで出さないけど、タコは好き好んで食べたんですよね?!」

店長「はい、僕が悪かったです💦💦」
と言って、みんなに謝って回っていました。

一週間ほどしゅんとして反省して、その後休む人にも寛容になってました。
過ちに気付いたらすぐ、改善する店長が大好きでした。

この話から数年後、店が閉店することになり店長は他の店舗へ、オイラは退職しました。

本屋さんでのビックリ話はたくさんあるので、また機会があれば書きますねー☆








転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン #しごとの思い出

転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン #しごとの思い出
by 株式会社Jizai「転職nendo」